講評では、史跡公園と建築物が一体になった配置計画で、2階展望デッキからは公園越しに雄大な吾妻連
峰が眺望でき、かつてここを居住地に選んだ縄文人と心がつながる思いにさせられる。
建物は木製天井の架構が印象的で、エントランスホールの縄文土器をモチーフにした逆6角錐
の木造立体トラス、多目的ホールの不定形の木製格子梁表しなど、施工者の工夫と努力によって
施工難度の高さを克服し、実現されている。随所に様々なデザイン・ボキャブラリーが散りばめ
られ、建物自体が来訪者に縄文時代へのイメージを膨らませる仕掛けとなっている。
この建築によって、宮畑遺跡史跡がこれまで以上に知られ、来訪者が増えることが期待される。との評価をいただいております。
副賞の盾やプレートも、現在じょーもぴあ宮畑体験学習施設内に展示中です。どうしても特徴的な天井に目が行きがちですが、それ以外にも見どころはたくさんあります。ぜひ、この機会にじょーもぴあ宮畑にお越しください。
なお、建築文化賞正賞はあぶくま更生園でした。 → あぶくま更生園
0 件のコメント:
コメントを投稿