2017年12月9日土曜日

企画展 大鳥城跡 本日オープン!

本日より今年度3回目の企画展が始まりました。

大鳥城跡 発掘調査から見た館ノ山の歴史~古代・中世編~



 福島市飯坂町の館ノ山に所在する大鳥城は信夫庄司佐藤氏の居城として、また源義経の忠臣佐藤継信・忠信兄弟の言い伝えとともに、福島市人には広く知られている中世の山城です。

 昭和47年の第1次調査以来、頂上部分を中心に数次にわたる調査が実施されてきました。今回の展示は、その成果をまとめたものとなっています。


 中世山城ということで出土品は少ないものの、白磁や青磁などの輸入磁器、天目茶碗、かわらけなど興味深い資料も見つかっています。また、直近にある中世窯である毘沙門平窯跡の資料も併せて展示しております。



 また、福島市内の中世遺跡の調査成果を俯瞰しながら、大鳥城の位置づけを考察できる展示構成をとっており、福島市では初めての本格的な中世考古学の展示となっています。宮代館跡出土のかわらけや勝口前畑遺跡出土の輸入陶磁器など、初めて公開される資料も目白押しです!


この機会に、福島の中世史の一端をぜひご覧ください!
企画展を担当したT君もお待ちしております



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