土偶は遺跡から発掘されたものです。当館でも重要文化財の「しゃがむ土偶」をはじめ、いくつもの土偶を展示しています。そんな
土偶を”再発掘”します!
え?もう一度埋めるの?隠すの? いえいえ、発掘された土偶の、その”意味”を掘り起こすのです。
土偶は考古学にとって、いまだに謎の存在です。
土偶が作られた理由やその背景は今のところ定説はなく、いずれも「仮説」にしかすぎません。
そんな
土偶に”感性”からアプローチしているのが譽田亜紀子さんです。すでに
土偶にかかわる数冊の著書をお持ちの”土偶女子”譽田さんに一貫しているのは、
土偶に対する”愛”でしょうか。われわれ考古学者は土偶を”研究対象”として見ています。もちろん、
土偶や縄文土器を愛している研究者はたくさんいますし、すでに”偏愛”の域に達している人も少なくありません。では、譽田さんはそんな研究者とどこが違うのでしょうか?
我々は
土偶を「もの」として扱っていますが、どうやら譽田さんは
土偶を「出来事」として扱っているような気がします。ですから、その興味関心は土偶を取り巻く人々やその思い、
土偶を取り入れた現代のファッションなど
土偶にとどまることなく、果てしなく広がっています。縄文時代に
土偶を作った人から、現代において
土偶に関わる人まで、
土偶と言う”もの”を通して、”人”を見つめているようにも見えます。
じょーもぴあ宮畑では、そんな譽田亜紀子さんをお招きして、トークショーを開催いたします!
考古学的なアプローチからだけでは見えてこない土偶の隠された意味について、現代の感性から迫ります!参加無料申し込み不要ですので、皆様ぜひ、おいでください!