2016年3月25日金曜日

花粉は厄介?

今日は、先日の風で倒れてしまったモミの木を
もういちど立てる作業をしています



















じょーもぴあ宮畑は公園なので、たくさんの樹木が植えられています。
普通の公園であればケヤキやイチョウなどが多いのですが、
じょーもぴあ宮畑の樹木は一般の公園とは少し違います。
植えられているのは、クリ・クルミ・トチノキ・アオダモ・イヌガヤなどなど。
これらは、縄文時代に実際に遺跡の周辺に生えていた樹木です。

遺跡のまわりにどんな木が生えていたか、どうしてわかるのでしょうか?
その手掛かりは、花粉なのです。
花粉はすぐになくなってしまうものと思われるかもしれませんが
条件がそろえば、数千年~数万年の間、
変化することなく残る場合があります。
宮畑遺跡でも、様々な種類の草木の花粉がみつかっています。

























花粉は木や草の種類によって形や大きさが異なるので
花粉をみればどんな種類の植物のものかがわかります。
運よく遺跡の土の中に花粉が含まれていれば
花粉を通して、周辺の環境を知ることがでるのです。
じょーもぴあ宮畑に植えられた樹木の多くは、
そうした調査の結果にもとづいて選定されたものなのです。

花粉症でお悩みの方もいらっしゃるでしょうが、
遺跡にとって花粉は大切な情報庫なのです。

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