2017年5月20日土曜日

古色蒼然!?

さて、明日はじょーもぴあ宮畑で午後1時30分から、縄文土器のデザインをテーマに今年度最初の宮畑講座です。縄文土器というと、野性的で豪快で芸術として爆発していると思っている方はいませんか?
 
 
 
たしかに、そういう縄文土器もありますね。でも、必ずしも縄文土器がすべてそうとはかぎりません。繊細で端正な文様を持つ土器だってあるのです。
 
たとえば、この雑誌。古色蒼然?まあ昭和3年の雑誌ですから、そうかもしれません。巻頭言が喜田貞吉先生だし、遠野物語で有名な佐々木喜善氏も投稿しているので、歴史を感じる一冊です
。ただ、ここで見ていただきたいのはその表紙の縁取りです。
 
 
 
これ、縄文時代の終わりごろにある文様なんですよ。簡単に言えば、もともとは三角形をつなげて一筆書きしたものなんですけどね。それをもっと格好良く整えた文様です。下にその模式図をあげておきます。


おっと、一緒に乗っている写真はアイヌの衣装です。なんか、似てませんか?アイヌの文様を見て直感的に「縄文時代の文様みたいだ」と言う人もいます。



縄文時代の文様とアイヌの文様がつながっているかどうかはさておき、このシンプルで端正な文様を「縄文時代の文様」と認識している一方で、縄文土器のイメージはと聞かれると「野性的、動的」と答えるとしたら、ちょっと矛盾していますよね?

そんな、知っているようで実は先入観ばかりでよく知らない縄文土器のデザインについて、目から鱗のお話になるかどうか、乞うご期待です!入場無料、申し込み不要ですよ~!

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